トランザクショングループの
5つの強み
STRENGTH 1
見極める眼から生まれる
企画開発力
トランザクショングループには、1987年の創業時から蓄積され続けている顧客の膨大な購買データがあります。いつどの時代に何が必要とされてきたのか。そして今後どのような需要が生まれる可能性があるのか、マーケティング・企画開発部署が日々分析をしています。
これらの分析データを基に株式会社トレードワークスでは、無地製品(MARKLESS STYLE)を企画開発・海外で委託製造し、国内に在庫。顧客の注文を受けてからオリジナルのプリント加工を施し、納品までをワンストップで対応しています。また、開発した製品は常に改良し続け、徹底した国内在庫の管理により販売機会ロスを回避、高い利益率を維持し続けるプラットフォームを構築しています。
一方、株式会社トランスでは分析データに加えて、顧客に伴走し、オーダーメイドで企画提案することを強みとしており、開拓精神旺盛な社員の発案から、次の時流を創る顧客企業の発掘や製品企画が進んでいます。また、自社サイトを活用した市場調査にも力を入れており、社員が自らの「好き」から市場を読み解き、経営陣でさえ目を見張る新企画を提案しています。
両社の実績もまた、ビッグデータとして蓄積・分析され続けます。時代とともに移り行く顧客や社会の潮流をいち早くつかみ、まだ顕在化ないしは潜在化さえしていない顧客の「欲しい!」を発掘・創造する。
まさに、「〇〇消費」を形にする会社たる所以です。
STRENGTH 2
人とECによるハイブリッド営業力
営業力も強みの一つです。私たちの顧客の業種は幅広く、自動車や食品などのメーカー、エンタメ関連企業からアパレルや量販店といった小売業に至るまで、各業界のリーディングカンパニーが名を連ねています。これは1987年の創業時から、顧客の信頼を積み上げてきた証です。
現在、東名阪の3拠点に多数の営業人員を配していますが、ECサイトを活用した営業にも力を入れています。私たちのECサイトは、ただ「完成品を売る」だけではなく、顧客の「オリジナルアイテムをつくる」ことができる、独自のものです。ただ「モノを売る」だけではなく、顧客自身が欲しいアイテムを選び、プリントのデザインや在庫確認から発注まで、当社グループのセールスを介さずに完結できることが魅力です。また、顧客の疑問に素早くお答えできる自社コンテンツも制作し、ECサイトの利便性を高め新規顧客を獲得しています。これらにより、顧客が好きな時間に手間をかけずにオーダーでき利便性が向上、東名阪の営業拠点ではカバーできなかった地域での顧客接点が拡大し、業務効率化も実現しています。
また、自社ブランドECサイトでは新たな利用シーンを喚起し、新市場や新顧客の発掘・創造の種まきが進んでいます。
STRENGTH 3
モノづくりプラットフォーム構築力
トランザクショングループのモノづくりの特徴は、すべての工程を国内外のグループ各社および国外提携工場で完結させるサプライチェーンにあります。最短期間かつ適正価格で顧客のオリジナルアイテムを企画製造・販売するために、生産工場を自社では持たず海外の提携工場に委託。品質、納期、価格競争力を維持するため、提携工場をフレキシブルに変更する「移動型ファブレス」を採用し適地生産を徹底しています。
中国に依存しすぎることなく、ベトナム、バングラデシュ、パキスタンなど、アジア全域の工場を常に開拓しています。現在は海外600社以上の工場との調達ネットワークを構築し、海外からの直接調達はグループ全体発注割合の約6割にまで上っています。現地工場の審査は原則年1回実施し、トレーサビリティや品質を担保。新規取引の際は、工場設備だけでなく人権や労働環境も含めて審査を実施し、サステナブル調達を推進しています。
株式会社トレードワークスが海外で委託製造した無地製品を国内に在庫し、即印刷・即納品を行う「MARKLESS STYLE」のビジネスモデルにはモノづくりに必要な機能が内包されております。さらに自社ECと顧客ECをシームレスに連動させる「MARKLESS Connect」を開発したことにより、利便性を追求した強固なモノづくりプラットフォームを顧客に提供しています。
また、グループ全体の在庫運営にも力を注ぎ、常にラインナップを入れ替えることで、世の中のトレンドや災害・パンデミックなどの危機にも柔軟に対応しています。
株式会社トランスが製造販売する「顧客のオーダーメイドアイテム」は、受注生産であるため在庫リスクがないことが特徴です。問屋を通さず、グループ内にメーカー・商社両方の機能を持ち、即座にトレンド商品を市場に投入することが可能です。
トランザクショングループは在庫を切らさず、かつ売り切ることを重視し、廃棄のないモノづくりを目指しています。
STRENGTH 4
多様かつ特化型の販売経路構築力
販売先も多様です。私たちがつくるモノは、イベントやライブなどでの物販やギフト、セールスプロモーションなど幅広い用途で使用されています。今後もこの用途は広がり続け、販売網も広がり続けると考えています。
エンドユーザー企業向けにおいては、飲料食品やファッションなどの法人企業への販売に加え、近年ではエンタメ関連企業の比率が拡大し続けています。卸売事業者向けにおいては、代理店やコンビニ、量販店などの小売企業へ直接販売しています。
さらに重点戦略で「eコマースの強化」を掲げ、多様な顧客接点やニーズ別に10のECサイトを運営しています。自社企画開発の無地製品(MARKLESS STYLE)を取り扱う卸・代理店向けの「MARKLESS STYLE」に加え、エンドユーザー企業向けの「販促スタイル」、エンタメや推し活のグッズに特化した「オリジナルグッズプレス」、企業やショップ向けの物販に特化した「オリジナルグッズドットコム」など、ターゲットを明確にすることで、toBやtoCを問わずに顧客ニーズを的確にキャッチし、販売機会ロスを生まないプラットフォームを構築しています。また、ライセンスに力を入れた自社オリジナルブランドも推進しており、トラベル関連製品ブランド「gowell」やペットウェア・関連製品ブランド「Calulu」は、ECだけでなく国内大手小売店でのリテール販売も行っています。
STRENGTH 5
高い収益性を生むグループ経営力
トランザクショングループは、コンシューマープロダクツの中でも顧客企業のオリジナルアイテムに特化して、強固なモノづくりプラットフォームを構築しています。メーカーと商社の機能を併せ持つ当社グループだからこそ、海外からの直接調達はもちろん、企画開発から設計、デザイン、製造・加工、印刷、販売、マーケティング・セールスプロモーションに至るまで、一貫したサービスを展開することが可能です。品質、納期、価格競争力を維持するため、「移動型ファブレス」を採用し、適地生産を徹底しています。また、営業と販売の両面でハイブリッドに活用できるECサイトを最大限に活用するなど、販売管理費を抑制しながら顧客接点の最大化と業務効率の向上を促進しています。
トランザクショングループは顧客に最短期間かつ適正価格でサービスを提供するためのモノづくりプラットフォームを構築したことにより、グループ各社が互いの強みやリソースを活用することはもちろん、互いに受発注を行うことで高い利益率を維持しています。これらのグループ経営が機能していることで、高い収益性と効率性を同時に実現し、中期経営計画の早期達成を目指しています。
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2002年8月期までは株式会社トランス(現 株式会社トランザクション)単体。2003年8月期~2007年8月期までは主要会社の単純合計。
新設会社分割を行い株式会社トランザクションへ商号変更後の2008年8月期から連結表記。
ROEは翌2009年8月期以降より表記。
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