トランザクション 早わかり

「〇〇消費」を
カタチにする会社

トランザクショングループは、コンシューマープロダクツの中でも
顧客企業のオリジナルアイテムに特化して、企画開発からデザイン、
製造・加工、販売、マーケティング・セールスプロモーションに至るまで、
一貫したサービスを展開しています。

「モノが売れない」と言われるこの時代において私たちは、
モノが人々にもたらす価値を信じ、かつ見極め、
絶えず顧客に刺さる提案をすることで成長し続けてきた会社です。
多様化する顧客の想いや「〇〇消費」と呼ばれる時流に形を与え、
手に取れる「モノ」へと具現化することで、単なるモノでは得られない
高揚感や体験価値を創造し続けています。

その実現に向けて、創業から培った5つの強みである
「企画開発力」「ハイブリッド営業力」
「モノづくり力」「販売経路構築力」「グループ経営力」を
常に磨き深化させています。

これからもトランザクショングループは「〇〇消費」を
形にする会社として、時代とともに移り行く顧客の想いや社会の潮流をいち早くつかみ、
まだ顕在化ないしは潜在化さえしていない顧客の「欲しい!」を発掘・創造し、
顧客の利益と満足度の最大化に挑み続けます。

価値創造の源泉

「〇〇消費」を形にするフロー

「〇〇消費」を形にする会社として、
まだ顕在化ないしは
潜在化さえしていない
顧客の
「欲しい!」を発掘・創造し、
顧客の利益と満足度の
最大化に挑み続けます。

グループ情報

トランザクショングループは、1987年の創業時から、法人顧客企業向けのコンシューマープロダクツ(物販またはセールスプロモーション)を中心に、企画開発からデザイン、製造・加工、販売、マーケティング・セールスプロモーションに至るまで、一貫したサービスを展開してきました。 現在のグループ構成は東証プライム市場に上場する、純粋持株会社である株式会社トランザクションを中心に、機能別に6つの事業会社を運営することで、高い収益性と効率性を実現しています。

トランザクショングループ

トランザクショングループ組織図

売上高および営業利益ともに
過去最高を達成

売上高・営業利益の推移

画像はピンチアウトで拡大表示できます。

  • 2002年8月期までは株式会社トランス(現 株式会社トランザクション)単体。2003年8月期~2007年8月期までは主要会社の単純合計。
    新設会社分割を行い株式会社トランザクションへ商号変更後の2008年8月期から連結表記。
    ROEは翌2009年8月期以降より表記。
創業期(1987〜1989)
1987年8月期
  • 有限会社トランス(現 株式会社トランザクション)設立
事業編成期(1990〜2011)
1991年8月期
  • 有限会社クラフトワーク(現 株式会社クラフトワーク)設立
2002年8月期
  • 株式会社トレードワークス設立、自社オリジナル製品「MARKLESS STYLE」の製造・販売を開始
2005年8月期
  • 有限会社T3デザイン(現 株式会社T3デザイン)設立
  • 香港にTrade Works Asia Limited設立
  • セールスプロモーション品製作ECサイト「雑貨ネットオンライン(現 販促スタイル)」の事業を開始
2007年8月期
  • 新設会社分割を行い、新設会社である株式会社トランスにコンシューマープロダクツの企画・製作、販売に関する事業を承継し、同時に、株式会社トランザクションへ商号変更
2008年8月期
  • 株式交換により、株式会社トレードワークス、株式会社クラフトワーク、株式会社T3デザインの全株式を取得し完全子会社化
  • Trade Works Asia Limitedの全株式を取得し、完全子会社化
  • オリジナルエコバッグブランド「MOTTERU」開始を皮切りに、自社ブランドの製造・販売を開始
2009年8月期
  • 衛生用品を取り扱う自社ブランド「Leaffresh」を立ち上げ
2011年8月期
  • 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2010年度グッドデザイン賞を受賞
  • 中国・上海市に孫会社、上海多来多貿易有限公司設立
事業拡大期(2012〜現在)
2012年8月期
  • 2011年度グッドデザイン賞を受賞
2013年8月期
  • 2012年度グッドデザイン賞を受賞
  • ペットウェア事業に参入
  • 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2014年8月期
  • 東京証券取引所市場第二部に株式上場市場を変更
2015年8月期
  • 第1次中期経営計画を公表
  • 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 株式会社ゴーウェルをM&Aにより完全子会社化
  • 自社プラットフォームECサイト「MARKLESS STYLE」オープン
2016年8月期
  • 2016年度iFデザイン賞を受賞
2017年8月期
  • 株式会社トレードワークスが株式会社ゴーウェルを吸収合併
  • ライセンスブランドの取り扱いを本格スタート
  • 監査等委員会設置会社へ移行
2018年8月期
  • 第2次中期経営計画を公表
  • トランザクショングループコーポレートスローガンを制定
  • ZOZOTOWN初となるペットウェア雑貨ショップオープン
2019年8月期
  • 株式会社クラフトワーク第1工場竣工
2020年8月期
  • 第3次中期経営計画を公表
  • 報酬委員会を設置
  • 2019年度グッドデザイン賞を受賞
2021年8月期
  • 2020年度グッドデザイン賞を受賞
  • 「High-Growth Companies Asia-Pacific 2021(アジア太平洋地域の急成長企業ランキング2021)」に選出
2022年8月期
  • 2021年度グッドデザイン賞を受賞
  • 東京証券取引所プライム市場へ移行
  • エンタメ向け物販・OEM製作ECサイト「オリジナルグッズプレス」オープン
2023年8月期
  • 2022年度グッドデザイン賞を受賞
  • 第4次中期経営計画を公表
  • 創業者石川が代表取締役会長に、代表取締役社長に千葉が就任
  • サステナビリティ委員会を設置
  • 株式会社クラフトワーク第1工場に太陽光発電設備を設置
2024年8月期
  • 当社株式が貸借銘柄に選定
  • 株式会社クラフトワーク第2工場竣工、太陽光発電設備を設置
  • 企業・ショップ向け物販・OEM製作ECサイト「オリジナルグッズドットコム」オープン

顧客層と取引規模

顧客の業種や業態は時代とともに変化しますが、創業当時はアパレルや百貨店が多く、
2015年頃からはエンタメやIP関連が拡大しています。
幅広い業種や業態の顧客基盤を有することでリスクを分散したサービスを提供している点も当社グループの特徴です。

コンシューマープロダクツ取引規模の推移

コンシューマープロダクツ
取引規模の推移

直近のコンシューマープロダクツの年間納品総数は約1億3000万点(各事業会社単純合計)、常時在庫数は約3160万点です。

取引法人数(EC除く)の推移

年間取引法人数は約4300社、うち1億円以上の大口取引は約30社。

取引法人数(EC除く)の推移

EC総会員数の推移

EC総会員数は約15万アカウントへと拡大を続けています。

EC総会員数の推移

主な取扱い製品

私たちが取り扱うコンシューマープロダクツは多岐に渡ります。バッグやタンブラー、ステーショナリーなどの身近なモノから、
ペットやトラベル用品まで多種多様です。近年はキャラクターグッズや推し活グッズが増加傾向にあり、
それに伴って、アクリルスタンドやアパレル関連グッズの需要が高まっています。
また、「モノをつくる責任」として、エコにまつわるアイテムの開発や製造工程にも力を入れており、
新素材の積極的な活用や第三者認証の取得を進めています。

  • バッグ
  • アクリル・
    缶バッジ
  • Tシャツ・タオル
  • ボトル・
    タンブラー
  • ペット
  • トラベル

拡大する
エコプロダクツ

  • アップサイクル素材製品
  • 認証マーク製品

製品分類別売上高の推移

製品分類別の売上高では、エンタメやトラベル、ペット関連などのコト消費を起点とした「ライフスタイルプロダクツ」が引き続き成長を牽引していますが、素材や用途がサステナブルである「エコプロダクツ」も環境に配慮する法人顧客からのニーズが高まっています。
新型コロナウイルス感染症の収束に伴い、マスクや除菌スプレーなどの「ウェルネスプロダクツ」はコロナ禍以前の需要に戻っています。また用途別の売上高では物販が拡大傾向にあり、物販とセールスプロモーションがそれぞれ約5割の構成になっています。

製品分類別売上高の推移
売上高と割合 2023年8月期

3つの事業と販売戦略

トランザクショングループが提供するコンシューマープロダクツの特徴は、「顧客のオリジナル」に特化している点にあります。
伴走しながら顧客のオリジナルアイテムをオーダーメイドで提案する場合(主に株式会社トランス)と、自社で企画開発および製造した無地製品「MARKLESS STYLE」に顧客オリジナルのフルカラープリント加工を施すイージーオーダー(主に株式会社トレードワークス)があります。私たちが作る製品は、「顧客のオリジナル」のため、社名が世に知れ渡ることは稀ですが、街中で当社グループのアイテムを頻繁に見ることもあり、あらゆる場面でご利用いただいています。
また、これらのモノづくりのノウハウを活用し、「モノ」が持つ新たな可能性を顧客に提示するために、自社ブランドも複数立ち上げ、主にECサイトでの展開を加速しています。

自社ブランドでは、国内外のブランドライセンスを使った製品も企画・販売しています。トラベルグッズや、ペットの衣類・関連製品など、ライセンスを活かしたデザイン性の高いアイテムが人気です。
2024年8月現在、13ブランドとのライセンス契約を結んでいます。

  • ゼロから開発する顧客の
    オーダーメイド
  • 株式会社トランス
  • 主に「MARKLESS STYLE」
    開発品をベースにした
    顧客の
    イージーオーダー
  • 株式会社トレードワークス
  • ライセンス含む自社
    オリジナルブランド

自社オリジナル
ブランド

  • MOTTERU
  • calulu
  • gowell
  • Leaffresh

ライセンス一覧

(2024年8月現在)
  • BEAMS DESIGN
  • XLARGE
  • LOGOS
  • AVIREX
  • ROPÉ PICNIC
  • X-girl
  • Calbee
  • ANNA SUI
  • CAPTAIN STAG
  • LAURA ASHLEY
  • MARY QUANT
  • EDWIN

ハイブリッド型の
セールス活動

人とECの使い分けで、営業活動を効率化

対面とECを使い分ける
ハイブリッド型のセールス活動

トランザクショングループのセールス活動は、近年ECサイトの強化により、案件の難易度や規模、顧客のニーズに応じて対面営業とECサイトを使い分けるハイブリッド型のセールス活動を推進しています。

私たちのECサイトは、ただ「モノを売る」だけではなく、顧客自身が欲しいアイテムを選び、プリントのデザインや在庫確認から発注まで、当社グループのセールスを介さずに完結できることが魅力です。これにより、顧客が好きな時間に手間をかけずにオーダーできるようになりました。また、支店がないエリアからのオーダーにも即座にお応えすることが可能になりました。

販売経路別売上高の推移

eコマースの売上高は前期比56%増にまで伸長し、連結売上高に対するeコマースの売上割合が約20%を占めるまでに成長しました。
(2023年8月期現在)

販売経路別売上高の推移
販売経路別売上高の割合 2023年8月

eコマースの施策

私たちは、顧客別に2つの主力ECサイトを運営しています。 BtoB向けの「MARKLESS STYLE」 、DtoC向けの「販促スタイル」です。

中でも、すべての製品の中核を握るのが「MARKLESS STYLE」です。自社で企画開発、海外で委託製造し、国内に在庫した無地製品(MARKLESS STYLE)に顧客オリジナルのプリント加工を施し、納品までをワンストップで対応しています。

この「MARKLESS STYLE」製品を主軸に、セレクトした他社製品も加えたDtoCサイトが「販促STYLE」です。他に、用途を絞り込んだ「オリジナルグッズプレス」「オリジナルグッズドットコム」や自社ブランドで展開する「Calulu」「gowell」「MOTTERU」のDtoCサイトを運営しています。

さらに、楽天市場やAmazon、ZOZOTOWNと連動するYahoo!でもポータルサイトを運営しています。これら合計10のECサイトから法人顧客に加え個人事業主や個人顧客の流入も増えつつあり、DtoCの裾野が広がっています。

eコマース施策図

画像はピンチアウトで拡大表示できます。

  • 「販促STYLE」「オリジナルグッズプレス」「オリジナルグッズドットコム」は、株式会社トランスが運営。その他は株式会社トレードワークスが運営。

グループの強み

なぜ、私たちは長きにわたり高い収益性と顧客満足度を保持し続けられているのか。
その答えは、トランザクショングループ「5つの強み」にあります。中でも、見極める眼から生まれる企画開発力には自信があります。

トランザクショングループは、時代とともに移り行く社会や顧客の潮流をいち早くつかみ、まだ顕在化ないしは
潜在化さえしていない顧客の「欲しい!」を発掘・創造する企業です。マーケティング・企画開発部署を設置し、
創業から今日まで蓄積してきた購買データや開発データ、開拓精神旺盛な社員の発案から、時流を創る企画開発力を磨き続けています。
そして開発製造したプロダクツを常に改良し続けることで、在庫を廃棄することなく売り切ることを目指しています。

トランザクショングループ
「5つの強み」

  • 01見極める眼から生まれる企画開発力
  • 02人とECによるハイブリッド
    営業力
  • 03モノづくりプラットフォーム
    構築力
  • 04多様かつ特化型の販売経路構築力
  • 05高い収益性を生むグループ経営力

自社で生産工場を持たない
「移動型ファブレス」を採用

さらには、最短期間かつ適正価格で顧客のオリジナルアイテムを企画製造・販売するために、生産工場を自社では持たず海外の提携工場に委託。品質、納期、価格競争力を維持するため、提携工場をフレキシブルに変更する「移動型ファブレス」を採用し適地生産を徹底しています。加えて、最終工程の加工・印刷を行う国内にある自社印刷工場を拡大・強化するなど、顧客へのさらなる短納期を実現するための体制を構築しています。

移動型ファブレス説明図

画像はピンチアウトで拡大表示できます。

グループの強みを活かした
事業会社の取り組み

トランザクショングループは、「5つの強み」を磨き上げ、掛け合わせることで、
上流から下流までを担う各事業会社を超えたグループシナジーを生み出し、収益性と効率性の最大化を図っています。

トランザクショングループの強み

画像はピンチアウトで拡大表示できます。

トランザクショングループは、 「モノが売れない」と言われるこの時代においても、
モノが人々にもたらす価値を信じ、かつ見極め、
絶えず顧客に刺さる提案をすることで成長し続けてきた会社です。
私たちは創業から今日まで、
多様化する顧客の想いや「〇〇消費」と呼ばれる時流に形を与え、
手に取れる「モノ」へと具現化することで、
単なるモノでは得られない高揚感や体験価値を創造し続けています。

これからもトランザクショングループは 「〇〇消費」を形にする会社として、
時代とともに移り行く顧客の想いや社会の潮流をいち早くつかみ、
まだ顕在化ないしは潜在化さえしていない
顧客の「欲しい!」を発掘・創造し、
顧客の利益と満足度の最大化に挑み続けます。